アメリカで犬のブリーダーとの交渉で知っておくべきこと

アメリカで犬のブリーダーとの交渉で知っておくべきこと

アメリカでの初めて子犬をブリーダーから引き取る際の、最初から最後までのプロセスを紹介します。
新しい子犬を迎えるのは本当にすばらしい時間となります。責任あるブリーダーは子犬たちを一匹一匹愛しており、新たなオーナーも子犬たちを愛し、世話をしてくれることを確かめたいと思っています。

子犬の管理から時間をかけて行い、新しい子犬に素晴らしい生活を与える準備を整えることが重要と考えていて、アメリカでは犬を迎え入れる際にブリーダーの審査プロセスを完了する必要もあります。

ブリーダーを見つける


子犬を飼うための最初のステップは、どの犬種があなたにぴったりかを見極めることです。家族に最も適していると思う犬種を選んだら、その犬種を専門とする責任あるブリーダーを1人以上見つけます。

多くのサービスでは、責任あるブリーダーとあなたを結びつけることを目的としており、そのために、新たなオーナーとブリーダーのそれぞれについて情報を提供する必要があります。

ブリーダーの写真を確認し、ポリシーを熟読、犬の世話の仕方や、自分にぴったりかどうかを確認します。譲渡の際にはブリーダーと密接に協力することになるため、双方が強い関係を築くことが重要です。

信頼のおけるブリーダーとの協力


専門のブリーダー紹介サービスでは各ブリーダーは今までの実績からが審査されているため、オーナーにとって最も重要な詳細に焦点を絞って検索できます。多くの人は近くのブリーダーだけを探しますが、それでは限界がある場合には、最近では全国のブリーダーと協力することも可能です。

犬を新しい家に運ぶには、ロードトリップからフライトまで、さまざまなオプションがあります。適切なブリーダーを見つけたい場合は、各ブリーダーサービスの専門家にメールやチャットで直接連絡することができます。

ブリーダーにより異なるワンちゃん達、保護犬なども


ブリーダーを探す際にはそのブリーダーが専門としている犬の種類やトレーニングなどにも着目する必要があります。中にはピットブルのみ専門で扱うブリーダーなどもいますし、セキュリティとしてのトレーニングを積んだ大型の犬を取り扱うブリーダーまでさまざまです。
また、保護犬を健康な状態までケアをしているブリーダーもいます。

直にコミュニケーションを図ることでワンちゃんの状態や今までの経緯を知ることができるので興味があるブリーダーに相談してみましょう。

マッチングサイトで情報のリクエストから申請方法


ブリーダーとのマッチングサイトでは、興味のある子犬を見つけたら、さらに情報をリクエストできます。自分自身について、また探しているものについていくつかの詳細を共有するよう求められます。ブリーダーが応答すると、プロセスを開始するためにさらに質問されることもあります。また、子犬の申し込みを完了するように求められることもあります。

ブリーダーは子犬の飼い主候補と話すのが好きな方が多いので遠慮せずに情報を尋ねましょう。ブリーダーの仕事は、子犬にぴったり合う人かどうかを評価するので、新たなオーナーがどこに住んでいるか、仕事のスケジュール、子供(いる場合)、犬とのこれまでの経験について知り審査もしています。

彼らの目標は常に、子犬を安全で愛情のある家庭に引き取り、健康で幸せな犬に成長させることなので、審査に時間を要することもあります。

どの子犬を家に連れて帰りたいか選ばせてくれるブリーダーもいれば、あなたと一緒にぴったりの子犬を探すブリーダーもいます。サイズ、色、気質に関する好みを伝えることも可能です。また、ブリーダーによって順番待ちリストの管理方法は異なりますが、まだ犬を飼う準備ができていない場合は延期することもあるようです。

新しい子犬を家に連れて帰るまでのプロセス


アメリカでは子犬と引き合わせた後、「2か月ルール」と呼ばれ、新しい家族の一員を家に連れて帰る前に待たなければならない期間があります。

特に子犬は通常、家に帰るまでに少なくとも2か月経っていなければなりません(犬種によって多少異なります)。最初の数か月を母親や兄弟と一緒に過ごすことが非常に重要だからです。

子犬は、犬の家族と過ごす数か月で身体的に成長し、普通の幸せな生活を送るために必要な社会性を身につけます。

アメリカでは、この期間中、ブリーダーは子犬が成長し、学習する様子を見られるよう、写真やビデオを送ってくれることがよくあります。一緒に過ごす時間がますます楽しみになるでしょう。この期間中に、子犬を家に連れて帰る方法を計画し始めることができます。

輸送の手配


子犬を家に連れて帰る日が近づいてくると、子犬の引き取りや預け入れの最善の方法をブリーダーと相談して決めます。

直接会いたい場合は、優良ブリーダーに自宅や施設への訪問を許可してもらい、子犬を引き取ってもらうことができます。近くにいる場合は簡単ですが、遠出や飛行機による輸送は、地元の空港やアクセスしやすい場所で会うように手配することもできます。

飛行機や遠出が無理な場合は、新しい犬を安全に家に連れて帰るためのオプションがいくつかあります。少額の料金で、飛行機で犬に付き添ってくれるフライトナニー(パピーナニーとも呼ばれます)を手配できます。また、ペットに安全な航空貨物で犬を安全かつ確実に送ることもできます。この場合、子犬は機内の温度管理されたエリアで、餌と水と一緒にクレートに入れられて輸送されます。航空会社は何年も前からこのサービスを提供しており、率直に言って、現時点ではほとんどのエコノミークラスの座席よりもはるかに広く快適です。

選択肢は豊富ですが、どれを選んでも、ブリーダーはすべてが滞りなく進み、新しい子犬が無事に新しい家にたどり着くようにサポートしてくれます。

まとめ

ブリーダーは、犬が長期間にわたって飼い主を見つけられるように注意を払っています。ブリーダーの里親募集ポリシーでは、通常、犬の世話ができなくなった場合は連絡して犬をブリーダーに返却することが求められます。最も重要なことは、すべての犬が暖かく、思いやりのある生活の場を持つことです。

また、最終的な請求書には、交通費や追加の宿泊費などの追加料金も記載されることがあります。

執筆者:マリア

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