日本で闘犬は禁止されているのか|条例があるのは5都道県だけ、土佐闘犬のいまと海外の「観戦も犯罪」
日本に闘犬を全国で禁止する法律はなく、規制する条例は北海道・東京都・神奈川県・石川県・福井県の5自治体だけ。国の法律での扱い、2011年の審議会の議論、桂浜の闘犬施設の閉鎖、観戦まで禁じるイギリス・アメリカ・台湾の法律を一次情報で整理します。
2026年9月の世界の動物福祉ニュースまとめ|「誰が確かめるのか」が問われた1か月
2026年9月の世界の動物福祉ニュースを5本に整理。チリの狂犬病排除をWHOが認定、スイスの毛皮輸入・販売禁止、トルコの野良犬収容への国の監査、米国パピーミルの縮小と監督の弱さ、FDAの動物試験の文言削除。共通点は「誰が確かめるのか」でした。
フランスのペットショップはなぜ犬猫を売らないのか|2024年販売禁止、7日間の待機期間、12月のイルカショー禁止まで
フランスは2021年の法律で、2024年1月からペットショップでの犬猫販売を禁止しました。迎える前の証明書と7日間の待機期間、ネット販売の制限、2026年12月のイルカ・シャチのショー禁止まで、制度の中身と上院が指摘する課題を一次資料で整理します。
台湾の「殺処分ゼロ」はどうなったのか|2017年施行から9年、収容所の数字と遊蕩犬14万頭の現実
台湾は2017年2月、法律で公立収容所の「期限による殺処分」を止めました。殺処分は2008年の約8万5,000頭から2025年の664頭へ。一方で所内死亡や遊蕩犬約14万頭(2024年推計)など、収容所の外の課題も。台湾農業部の公表データで「ゼロ」の中身を読み解きます。
RSPCAとは何か|1824年に生まれた世界最古の動物福祉団体、200年の歩みと「査察官」「独自の訴追」の仕組み
RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)は、1824年にロンドンで生まれた民間の慈善団体です。200年の歩みを年表でたどり、査察官の権限、独自の訴追とその見直し、資金の仕組みを整理して、日本と比べます。
アメリカの犬の繁殖業者は誰が監督しているのか|USDAが2026年9月に基準見直しを表明、1991年から変わらない運動・繁殖のルール
2026年9月21日、アメリカ農務省は犬の繁殖業者への監督強化を発表しました。1991年から大きく変わらない連邦の飼育基準、免許制と検査の仕組み、監督の穴を整理し、数値規制を導入した日本と比べます。
イギリスで賃貸住宅のペット飼育が「権利」に|2026年5月施行、Renters’ Rights Actで何が変わったか
イングランドでは2026年5月1日から、民間賃貸の借り手がペットを飼いたいと申し出る権利が法律で定められ、家主は28日以内に回答し、不合理に断れなくなりました。条文の中身、断れる理由、保険と敷金、効果の測り方、日本との違いを一次情報で整理します。
「2025年までに全米ノーキル」は達成されたのか|アメリカの動物保護シェルター、目標年を終えて見えた数字と課題
アメリカの動物保護シェルターで広がった「ノーキル」。2016年に掲げた「2025年までに全米ノーキル」は届かず、2025年の全国救命率は82.5%、基準を満たす施設は68%でした。数字の読み方、現場の取り組みと課題、日本との違いを一次データで整理します。
韓国「犬食終息法」全面施行まであと5カ月|農場の82%が閉鎖、残された犬たちはどこへ行くのか
2027年2月7日に全面施行される韓国の犬食終息法。2026年5月時点で犬農場の82%が閉鎖し、46万頭以上いた犬は2万〜3万頭に。「早く閉めるほど手厚い」6段階の補償金が今日から最終段階に入るなか、残る272農場と、行き先の統計がない犬たちの問題を一次情報から整理します。
動物愛護週間はなぜ9月20日〜26日なのか|100年の成り立ちと、「愛護」から「福祉」へ進むために
動物愛護週間は1927年に民間で始まり、1954年に秋分の日へ移り、1973年に法律で9月20日〜26日と定められました。「愛護」という言葉の由来、日本の法律に「動物福祉」の語がない理由、愛護と福祉の違い、そして愛護から福祉へ進むと何が変わるのかを整理します。
ニワトリにも「退屈」がある?世界の養鶏場で始まっている意外な工夫
ニワトリにも退屈はあるのでしょうか。近年の研究で、ニワトリは好奇心が強く退屈を感じる動物だと分かってきました。養鶏場に置かれるロープや藁などの「おもちゃ」と、牛のブラシや豚の藁といった環境エンリッチメントの考え方を紹介します。
世界で一番「幸せな豚」が暮らしている国はどこ?動物福祉先進国をのぞいてみた
世界で一番「幸せな豚」が暮らす国はどこでしょうか。公式ランキングはありませんが、しっぽを切らないスウェーデン、牛にブラシを置くスイス、鶏の遊び場があるオランダ、養豚大国デンマークの取り組みから、家畜の育て方を紹介します。
「もうこの卵は買いません。」世界を動かしたのは、法律ではなくマクドナルドだった
世界の養鶏場を変えたのは法律ではなく企業でした。マクドナルドやスターバックス、IKEA、ネスレが「ケージ飼いの鶏の卵は使わない」と表明したためです。ケージフリーとは何か、企業が変わった理由、日本での変化を解説します。
スーパーで買う卵、実は「3つの育ち方」があるって知ってた?
スーパーの卵の値段の差は、鶏の育ち方の違いによることがあります。日本で最も一般的なケージ飼い、平飼い、放牧の3つの違いと、EUで従来型バタリーケージが禁止されるなど、欧米で広がるケージフリーの動きを解説します。
一生立てない牛がいる?あなたの知らない「食卓の裏側」
一生ほとんど歩かずに育つ家畜がいるのはなぜでしょうか。20世紀に畜産の効率化が進んだためです。1964年にイギリスで出版された『Animal Machines』が動物福祉の原点となった経緯と、EUのバタリーケージ禁止などの変化を紹介します。
韓国で話題の動物福祉TNR活動とは
TNR活動とは、野良猫を捕獲し、不妊手術をして元の場所へ戻す活動です。韓国の野良猫対策として、ソウル市では2013年に25万頭とされた野良猫が2017年には13万9千頭まで減りました。日本の「さくらねこ」も紹介します。
ドイツの動物保護施設ティアハイムとは|訪問してわかった収容数・運営費・譲渡の条件と「殺処分ゼロ」の中身
ドイツの動物保護施設ティアハイムを現地で訪問。猫80匹・犬13頭などの収容数や部屋の広さ、年間約60万ユーロの運営費と資金集め、譲渡の条件を紹介し、「殺処分ゼロ」と言われる仕組みを動物保護法の考え方から整理します。
動物愛護と動物福祉の違いとは|「かわいがる」と「状態を測る」、5つの自由と日本・海外の考え方
動物愛護は人の気持ちや愛情が起点、動物福祉は動物の状態を基準で測る考え方です。言葉の由来、5つの自由と5つの領域、日本の法律での扱い、ハワイの例に見る海外の考え方を比較表で整理し、飼い主として私たちにできることも紹介します。
「捕まえて、また放す」 ― ベトナムに根づく共生のかたちとは?
ベトナムで小鳥を空に放すのはなぜでしょうか。仏教に由来する「放生(phóng sinh)」という風習で、命を救って功徳を積み、生き物への感謝を示す祈りが込められています。旧正月に金魚を放す習慣や、外来種などの課題も紹介します。
信仰の中のいのち ベトナムの神話に見る「動物への敬意」と福祉意識
ベトナムで動物は何の象徴とされてきたのでしょうか。ベトナムの神話では龍が民族の象徴で、国名の起源ともされる龍君は海の龍の子孫とされます。豊穣の象徴の水牛や、寺で暮らす犬や猫など、信仰に息づく動物への敬意を紹介します。
ロサンゼルスの大型譲渡会で400匹以上に新しい家族|24シェルター合同「スーパーアダプション」の仕組み
ロサンゼルスの大型譲渡会「ベストフレンズスーパーアダプション」とは何でしょうか。2024年に24の保護施設などが集まり、2日間で415匹の犬と猫に新しい家族が見つかりました。譲渡料の免除や獣医ケアの証明書などの仕組みを紹介します。
カナダの犬・ペット事情|ペットショップで犬は買えない?海外から保護犬を迎える仕組みと2024年の統計
バンクーバー在住の筆者が、カナダの最新ペット統計、ペットショップで犬を買えない理由、韓国・メキシコなど海外から保護犬を迎える手順と費用、2022年の狂犬病リスク国からの輸入禁止まで、カナダの保護犬事情を解説します。
保護された犬たちがたどり着く場所|ハワイ最大のシェルター「ハワイアン・ヒューメイン・ソサエティ」の今
1883年設立のハワイ最大の動物保護団体、ハワイアン・ヒューメイン・ソサエティ。2023年開設の新世代シェルター「コササ・ファミリー・キャンパス」の特徴と活動内容、2022年から続く収容能力の危機、私たちにできる5つの支援を紹介します。
イギリスのペットショップは子犬・子猫の販売禁止|ルーシー法の中身と抜け穴、イギリスで犬猫を迎える方法
イギリスのペットショップは子犬や子猫を売れるのでしょうか。イングランドでは2020年4月6日に「ルーシー法」が施行され、第三者による生後6カ月未満の犬・猫の販売が禁止されました。ペットショップでの販売を禁止する国の法律の抜け穴も解説します。
短頭種とは?鼻が短い犬種の一覧と健康リスク|イギリスの取り組みと飛行機に預けられない理由
短頭種とは、鼻が短い犬、いわゆる「鼻ぺちゃ犬」のことです。フレンチ・ブルドッグやパグなど短頭犬種の一覧と、呼吸や目、出産などの健康リスクを解説します。イギリスでは80%以上が帝王切開で出産するとされる犬種もあります。
土佐犬は飼育禁止?危険な犬なの?日本で飼う許可と特定犬条例、イギリスの「危険犬」5タイプ
日本では土佐犬の飼育は禁止されておらず、許可も不要です。ただし茨城県などの「特定犬」条例でおりでの飼育や標識が義務になり、東京都などは闘犬を禁止しています。土佐犬を含む5タイプを飼育禁止にしたイギリスの危険犬法とあわせて解説します。
「ペット先進国」イギリスの動物福祉|世界初の法律から2025年の最新改正までの歩み
イギリスは1822年に世界初の動物保護法を作った「ペット先進国」。中核の動物福祉法2006、フィン法・ルーシー法、2024~25年の猫マイクロチップ義務化・ペット誘拐法・子犬輸入規制まで、動物福祉の歩みを年表で整理します。
PETAとは何をしている団体か|アメリカの動物の権利運動と「動物も痛みを感じる」という考え方
PETAとは、アメリカの動物の権利団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会」です。全世界で900万人以上の会員と支持者がおり、実験や食品、衣料、娯楽での動物の利用に反対しています。2023年の培養肉の承認と各州の禁止の動きも紹介します。
犬と一緒に入院・飛行機に搭乗できるアメリカ|介助犬を支えるADA法とドッグフレンドリーな街の実例
アメリカではなぜ犬と一緒に入院できるのでしょうか。米国障がい者法(ADA)が、介助用動物の病院内への立ち入りを認めているためです。サービスドッグと入院した男性の例や、20ポンド以下のペットの客室持ち込み、ドッグフレンドリーな街を紹介します。
アメリカには「動物保護警察」がいる|動物虐待を取り締まるアニマル・コントロールの仕事と逮捕の権限
アメリカの「動物保護警察」とは何でしょうか。迷子動物の捕獲や動物虐待の調査を行い、逮捕の権限も持つ警察官です。2023年7月に報じられた、メリーランド州で犬を餌も水もない状態で放置した飼い主が動物虐待罪で逮捕された事例を紹介します。











