猫カフェだけじゃない!ベトナムで広がる「人と動物のふれあいスポット」
猫カフェだけじゃない!ベトナムで広がる「人と動物のふれあいスポット」
猫カフェといえば、日本ではすっかりおなじみの癒やしの場所。
でも、ベトナムではもう少し“自由で、あたたかい”ふれあいの形が広がっています。
この記事では、ベトナムで進化する動物カフェ文化を通して、人と動物の新しいつながり方を見ていきましょう。
多様に広がるアニマルカフェ
ホーチミンやハノイでは、猫カフェだけでなく、犬カフェ、うさぎカフェ、さらには「アニマルパーク」まで登場しています。
休日になると、家族連れやカップル、学生たちが集まり、動物たちと過ごす穏やかな時間を楽しみます。
ソファの上で眠る猫の隣に静かに座り、本を読んだり、お茶を飲んだり。
犬カフェでは、元気な柴犬やプードルが店内を駆け回り、スタッフが笑顔で「この子、保護犬なんですよ」と話しかけてくれます。
“かわいい”だけじゃない、支える気持ち
ベトナムのアニマルカフェの多くは、単なる癒やしの場ではありません。そこには、保護や譲渡活動といった“命をつなぐ”目的が込められています。
たとえばハノイ郊外の「Meow House」では、保護された猫たちが人と触れ合いながら次の家族を待っています。
店内の掲示板には「この子の里親募集中」と書かれた写真が並び、訪れた人が自然と保護活動に関心を持つきっかけになっています。
地域とともに育つ“やさしさ”
最近では、お寺や公園でも地域の人々が野良犬や野良猫を見守る光景が見られます。
僧侶が毎朝エサを配り、子どもたちがその手伝いをする——。
そんな日常の中に、命を尊重し合う文化が静かに根づいています “ふれあい”は、カフェの中だけでなく、地域全体へと広がっているのです。
癒やしから共生へ
動物に触れることは、ただ癒やされるだけではなく、命の重さややさしさを感じる体験でもあります。
コーヒーの香りと猫のゴロゴロ音が混ざり合う午後のひとときに、人と動物の間に、目には見えない温かな絆が生まれています。
ベトナムのふれあいスポットは今、「癒やし」から「共生」へと静かに進化しています。そこには、やさしさを分かち合う文化の芽が、確かに育っているのです。
執筆者:Meizz0123


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