犬にとって最高の街|世界ランキング

犬にとって最高の街|世界ランキング

愛犬家であれば誰もが「わが子(犬)にはできる限り住み住み易い環境を用意してあげたい」と望んでいるのではないでしょうか。
この記事では、2022年にドイツの保険会社が行った「犬にとって最高の街|世界ランキング」についてご紹介します。
さて、日本はどのあたりにランクインしているでしょうか?

ランキングの概要

「犬にとって最高の街ランキング(Best Cities for Dogs)」は2022年にドイツ・ベルリンの保険会社Luko Insurance AGが行った調査をもとに作成されました。
ランキングは世界50都市が対象で、以下の10項目を独自の方法で算出されています。

  • 犬対人口の比率(人口1,000人あたりに対する犬の頭数)
    ex:サンランシスコ139/1,000、 東京63/1,000
  • 獣医の数
  • ペット用品店の数
  • 犬が入店できるレストラン
  • 犬が宿泊できるホテル
  • ドッグパーク(ドッグラン)
  • 犬1頭の生涯費用
  • 捨てられる犬の頭数
  • ウンチ不始末の懲罰
  • ウンチ不始末に対する意識調査

「犬にとって最高の街」トップ5

それではさっそく「犬にとって最高の街ランキング」の1位から発表です。
ランキングには、良くも悪くも「やっぱりね」と納得の国から、「え!」と驚く国まで幅広く入っています。
ご自分の愛犬を連れて行くならどこがいいかな、なんて空想しながら楽しんでくださいね。

1位:サンフランシスコ(アメリカ)

アメリカはトップ10圏内に3か所がラインクインしているアニマルフレンドリーな国。
堂々の1位となったサンフランシスコは、街全体がとってもドッグフレンドリーです。
2022年9月には(恐らく)世界初の犬専用のレストラン”Dogue”がオープンしました。
ドッグランやリードフリーの公園、ペットと泊まれるホテルも充実していて、もはや飼い主にとっては「行きたい街」ではなくて「住みたい街」に決定です。

2位:シアトル(アメリカ)

続く2位はまたも米国、同じ西海岸に位置するシアトルです。
愛犬家の多いシアトルでは犬専用の「犬用おやつの移動販売車」ビジネスも始まりました。
犬を飼っている人口比率も高いためか、ペット用品店も多い都市です。

3位:テルアビブ(イスラエル)

3位は日本人にはあまり馴染みのないかもしれません、イスラエルの首都テルアビブです。
テルアビブの犬の頭数に対する獣医師の充実度はランキング1位と2位を凌いでいます。
また、ペット用品店もバラエティ豊かで、ペットビジネスが一つの産業として発展しています。

4位:プラハ(チェコ)

4位は「犬天国チェコ」、と形容されるだけあって、人口に対する犬の登録数は世界で最も高い国のひとつです。犬が泊まれるホテルカテゴリでは上位4都市中で1位、犬の生涯にかかる費用ももっとも低くなっています。オフィスに犬を連れて出勤する人も珍しくないとか。

5位:ハンブルク(ドイツ)

ドイツは有名なペット先進国のひとつなので、名前が挙がるのは当然の感がありますね。
むしろ5位であったことに驚いてしまいます。
社会環境などの平均点は高いですが、「9:ウンチ不始末への罰則」のスコアが低く、そのせいで順位を落としてしまったようです。

「犬にとって最高の街」ワースト3

つぎに50位中のワースト3を見てみましょう。
ワーストとは言え、世界中にある都市のトップ50であれば、十分誇らしいことではあります。

50位:シンガポール(シンガポール)

アジアの中でも、先進国・お金持ちが多い・英語が話せる、など評判のいいことで耳にする機会が多いシンガポール。当然、ペットフレンドリーでもあるでしょう。
シンガポールがワースト1位になってしまった要因は、「4:犬と入店できるレストラン」「6:ドッグパーク」の両方がとても少なかったことです。

49位:東京(日本)

ワースト2位に東京がランクインしました。50位内に滑り込むことができたようでひと安心です。
評価ですが、順位の通り全体的に低めです。なかでも、「2:獣医師の数」と「5:犬と泊まれるホテル」の少なさ、「7:犬の生涯にかかる費用」は1位の1.8倍(約470万円)、「9:ウンチ不始末への罰則」の4つは目立ってスコアが低いです。生涯費用が500万近いのはなかなかイタイですね。

48位:ロンドン(英国)

ペット先進国である英国がワースト3位です。
アニマルウェルフェアやドッグシェルターで輝かしい功績がある英国が日本と1ランク差だなんて、誇らしいような申し訳ないような…。
イギリスは犬のウンチの不始末が多いため、町中いたるところに「うんちポスト」なるものが設置されています。フランスやイギリスなどは田舎になるほどうんちに対するマナーに改善の余地ありです。

まとめ

アンケートの調査項目だった、獣医の数や生涯費用、レストランやホテルの充実は、愛犬と行動する範囲が広がり、飼い主の行動範囲が制限されるストレスを軽減することができます。
犬にとって最高の街とは、つまり飼い主にとって最高の街ということですね。

執筆者:Atsuki

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